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懐かしくて 暖かくて 美味しくて!  パン工房ゆめのや

飯田市今宮町のパン工房ゆめのやさん。

パン屋さんの朝は早い!と思い、朝8時30分にお邪魔してきました。

 

できたてホカホカののパンが並んでおりました。美味しそう!!

やわらかいコッペパンや丸パンの中にあんこやイチゴクリーム、キャラメルクリーム、中華系の具・・など本日は約10種類。

朝ご飯を食べた直後だったのに、もう手をのばしたくなる・・ それもなんと!ALL 100円!

信じられないです。

朝8時オープンなのに、既にカウンター隣のガラスケースは空っぽでした~(笑)

 

代表の後藤 聡さん。お忙しい中明るい笑顔で迎えてくださいました。パン作りと共に、お客さんとの会話も楽しむ毎日です。

「気楽に買いに来て、しゃべってってなぁ~」

常連さんが多く、特に年配のお母さんたちに人気です。パンも、後藤さんも。

 

まだお店の奥の工場では社員さんが忙しそうにパンをコネて、焼いてらっしゃいました。

ちょっとお邪魔させていただいて。

 

わぁ~!まさに出来立てホカホカ!!いい香り!

出来立てパンに囲まれる幸せ。たまらんです。

 

懐かしいものを発見しました!

学校給食にパンを届けるためのコンテナです。私が小学生だったころの数十年前もこれでした。ほんとに懐かしい。

ゆめの屋さんは下伊那の小中学校や、保育園などに今も給食パンを届けています。

飯田市の小中学校の給食からパン(常時)が消えてしまってから2年。

下伊那の学校の給食からはパンは消えていなかった!

 

後藤さんが以前勤めていた会社が、児童の減少や採算が合わなくなったことで飯田下伊那の小中学校へのパンの供給から撤退することになりました。それが2年前。

飯田市教育委員会はパン給食を米飯に代えることを決めました。

子供たちはもとより、小学生の子供を持つ親として、私も悲しい思いがありました。

今は学期に1度、パンが登場するそうで、子供たちは楽しみにしています。飯田市はそんな状況なんですが・・

「引き継いだ頃の今の規模では飯田市と下伊那全てを請け負うのは厳しいものがありました。給食からパンが無くなるのって寂しいですよね。なので今できる状況で、できる限りのことをして、子供たちに喜んでもらえればと思って」

後藤さんが生産をやめた工場を引き継いだとき、下伊那の小中学校へは変わらずパンを届けることを決めたそうです。

現状は飯田市の学校給食を手掛けることには至っていないようですが、何となく今後の期待を持てるような気がしました。勝手に。

 

開業は後藤さんを含めて3人でスタート。

下伊那の学校や保育園の給食と、入り口のガラス棚の4段に並ぶくらい量の店頭販売から始まり、口コミなどで店頭にくるお客さんも増え、今は店頭販売の種類は季節限定を含め70種類以上。従業員さんも5人に。

朝4時に窯の火を入れるのも任せられるようになりました。

「ありがたいことです。一緒に頑張ってくれる仲間がいて、お世話になっている業者さんがいて、周りの人がいて。お客さんが気楽に来てくださって」

 

『ゆめのや』の名前の由来は、子供たちにパンで夢を届けたい・・そんな思いから。

「実は僕自身、パンってあんまり好きじゃなかったんです。子供のころ。でも、そんな自分が食べても美味しいと思えるパンなら、子供たちにも美味しく食べてもらえるんじゃないかなって」

パン屋さんがパンが嫌いなんて(笑)。正直驚きましたが、2年前に工場と一部の業務を引き継ぎ、後藤さんの責任感と、子供たちへの思いが美味しいパンを届けようという思いが、パン作りの原点になっている。そう思います。

 

実際、ゆめのやさんのパンを給食で食べている子供たちから嬉しい言葉も届くそうです。

 

「嬉しいですね。照れくさいけど(笑)」

後藤さんが大切にされていることは?

「変な言い方ですが”自分第一主義”っていうか。本当はお客様第一主義であるべきだけど、自分が美味しいと思えたり、嬉しいと思えることはきっとお客様にも喜んでもらえると思っていて」

お金を頂く以前に、”これをやってもらって嬉しいかどうか、喜んでもらえるかどうか”を考えてお客さん目線で考える。

「大きな規模ではないけれど、僕たちができる精一杯な形で仕事ができていければと思います。だからこそ自分が納得する仕事ができるのかもしれません」

 

もう一つ後藤さんが大切にされていること。

それは人との関わり、会話すること。

そこから商品の感想や、新しいアイデアも生まれる。

この日も、常連さんはパンと共に後藤さんとの会話も楽しんで行かれました。お土産にミカンを置いて。

帰り際、お互い手を振る姿。

心温まりました。

 

「ダサく、古く・・これがこのゆめの屋のコンセプトかな」

そして懐かしさ、気軽さ、安さ、暖かさ・・。

ゆめのやさんの魅力はたくさん。

今日も美味しいパンの香りと、後藤さんとお客さんとの楽しい会話と笑い声に包まれます。

 

パン工房 ゆめのや

〒395-0071 長野県飯田市今宮町1-17

TEL0265-48-0668

パンの店頭販売  AM8:00~無くなるまで

土日定休

 

 

 

 

 

 

 

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