近年、「空き家」の問題がニュースなどで頻繁に取り上げられるようになり、
老朽化した空き家を適切に処理できるような条例が作られるなど、自治体の取り組みも目立ってきています。
トライネット不動産も、日頃の仕事を通じて、空き家問題に真剣に取り組む自治体の方とお話しをする機会がありました。
~長野県下伊那郡阿智村清内路~
人口は600人に満たないですが、豊かな自然と文化に恵まれ
春に咲く川岸一体を埋め尽くす花桃や、伝統ある手作り花火など、独自の魅力溢れる地域です。
しかし、人口減少や若い世代の都会移住の問題は、日々深刻になってきています。
私が関わることになったきっかけは、亡くなった持ち主の家を相続した方が、もう住む予定もないから…と売却を決心され、仲介に携わった時でした。
「せっかく村にきてもらうのだから、良い方に住んでもらいたい。」
そんな役場や村の方の想いもあり、売却に至るまでは、話し合いを通じながら、協力し合うことができました。
清内路では、役場の方だけでなく、村の方も一体になって空き家問題に取り組んでいます。
その為には不動産としても協力できるところがあるということに気づき、できることは協力し合いたいと連携していく運びとなりました。
地域社会のために、私たち不動産屋として何か役に立ちたいという気持ちで、スタートできたらと思っています。
記事:(株)南信州新聞