長野県飯田市街地から153号線を南に。
治部坂高原スキー場の隣にある『治部坂高原ジャム工房』。
今回お邪魔した午前中は仕込みの真っ最中。店内はイチゴジャムの甘い香りが温かい空気と共にホワ~ンと漂ってきました。
見てください!瓶の中にごろごろと苺が!見たからにこだわりを感じるジャム。
これは店長にお話をお聞きしなくては・・お忙しいことを承知でお時間を頂きました。
店長の山木さん。素敵な笑顔です。
この工房は今年で6年目。飯田市の松尾から毎日45分かけて通ってらっしゃいます。「もう慣れました・・」とのことですが、この高原に魅了されている方のおひとり。
「この地で何を作り提供するのがふさわしいのかと考えたときに、地元の美味しく豊富な果物を加工してジャムにしてみてはどうかと。この果物の美味しさをもっと飯田下伊那のみならず、県外の方たちのも知っていただきたい。ジャムにすることでその美味しさがより一層増すことに気づいたんです。」
治部坂高原は標高1,187m。標高が高いことで沸点が低く、強火で短時間でジャムが出来上がるので果物の美味しさを損なわない。また高原の蛇峠山から湧出する硬度12㎎/Lの超軟水『銀命水』を使用。そして地元にはたくさんの美味しい果物がある・・
まさにこの地はジャムづくりは最適な場所だったのです!
商品は20種類ほど。すべて無添加・無着色、超低糖度。
どの商品も果物の形がそのまま残っていて、パンにぬる・・というよりも、ジャムを食すといった商品。
店内の試食コーナーも楽しみの一つ。
私のおススメは『ふじりんごバター』。ふじりんごの甘味とバターの濃厚な味わいにノックアウトでした。
バタージャムシリーズ、4種類ほどありますが是非お試しください!
山木さんは最後にこのようにおっしゃっていました。
「果物は本来美味しいものですが、それをより一層美味しく・・そう思って作っています。ここへ立ち寄っていただいて旅のあの時の思い出として、家族や夫婦の会話のネタになったり、笑顔が生まれるきっかけの一つになっていただけると嬉しいです。」
高原とスキー場を眺められる店内からは、4月の下旬からゴールデンウィークは山つつじが見頃。
冬のスキーももちろんですが、夏は満点の星空も楽しめます。
星空を眺めるスポットとしては阿智村や近くのもみじ平も有名ですが、治部坂高原からの星空も同じく。
都会の空に比べるとなんと!10倍の星の数だそうです
お休みに立ち寄られてはいかがでしょうか。
治部坂高原ジャム工房
〒395-0501
長野県下伊那郡阿智村浪合1192
TEL0265-47-1115
営業時間 9時~17時 年中無休